特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
内分泌疾患
甲状腺機能亢進症
西川 光重
1
,
豊田 長興
1
,
野村 惠巳子
1
1関西医科大学第2内科
pp.404-408
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101564
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
甲状腺機能亢進症の代表であるBasedow病は,抗TSH受容体抗体を病因とする自己免疫疾患である.小児から中高年にかけての女性に多い.治療には抗甲状腺薬による内科的治療法,外科的甲状腺切除,放射性ヨード内用療法の3種類がある.甲状腺機能亢進症の初期は,抗甲状腺薬を投与して,強い運動や手術などは避けるように指導する.慢性期の治療としていずれを選ぶかは患者と十分相談して,患者が納得のいく治療法を選択するのがよい.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.