特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
呼吸器疾患
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)
村田 朗
1
,
木田 厚瑞
1
1日本医科大学呼吸ケアクリニック
pp.284-287
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101533
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は,たばこ・大気汚染などが原因で気道に炎症を起こし,非可逆性の気流閉塞が進行性にみられる疾患である.従来は慢性気管支炎と肺気腫と呼ばれてきたもので,咳・痰・労作時の呼吸困難を訴える.治療で大切なことは,禁煙・気管支拡張薬・インフルエンザワクチン接種を基本として,栄養療法,下肢を中心にした運動療法を継続的に実施し,急性増悪を未然に防ぐ自己管理能力を身につけることである.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.