特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
呼吸器疾患
結核
赤川 志のぶ
1
1国立病院機構東京病院呼吸器内科
pp.276-278
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101531
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わが国は先進国にもかかわらず,法定伝染病の結核は現在でも高率にみられる.結核の治療期間は最短でも6カ月を要し,排菌者は感染性の高い期間は入院が必要であること,さまざまな点で患者の負担は大きいが,結核予防法下に医療費の補助がなされることなどを説明する.また,結核は適切な治療をすれば完治しうるが,治療が不十分だと耐性化して遷延化しやすいことを説明し,その後もことあるごとに注意を喚起する.
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