今月の主題 理解しよう! 下痢と便秘
下痢の特殊病態―診断および治療
入院患者の下痢
岡 晶子
1
,
小林 健二
1
1東海大学医学部内科学系総合内科
pp.2012-2014
発行日 2006年12月10日
Published Date 2006/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101432
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ポイント
入院患者の下痢症で最も多いのは,抗菌薬起因性下痢である.
例外を除き,入院後72時間以上経過した症例では便培養は必要ない(modified 3-day rule).
Clostridium difficile腸炎の診断では,毒素自体の検出が必要である.
抗菌薬以外の原因としては,薬剤起因性や浸透圧性の下痢が鑑別に挙がる.
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