今月の主題 消化器内視鏡治療の現在
胃・十二指腸疾患
早期胃癌の内視鏡治療の実際(EMR,ESD)
小田島 慎也
1
,
藤城 光弘
1
,
小俣 政男
1
1東京大学医学部附属病院消化器内科
pp.1294-1297
発行日 2006年8月10日
Published Date 2006/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101317
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ポイント
早期胃癌の内視鏡治療には,病変を一括で切除し病理学的な詳細検討が必要.
EMRは比較的簡便に短時間で施行できる手技だが,一括切除可能な病変には技術的な制限がある.
ESDは内視鏡治療適応となるあらゆる病変で一括切除可能な非常に有用な手技だが,手技自体の難易度が高く,偶発症(穿孔など)が多いことが問題とされる.
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