しりあす・とーく 第16回
内科ローテーションで何を学ぶか?―検証!新医師臨床研修制度(中編)
前野 哲博
1
,
鳥居 秀成
2
,
下山 祐人
3
,
石丸 裕康
4
1筑波大学附属病院・総合臨床教育センター
2慶應大学病院・眼科
3東京女子医科大学・循環器内科
4天理よろづ相談所病院 総合診療教育部
pp.1236-1245
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101304
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新臨床研修制度が実施されて2年が経過し,必修化後初となる研修修了者が誕生した.新制度の目玉とも言える「スーパーローテーション研修」は研修医,指導医にどのようなインパクトを与えたのだろうか? 一巡した新医師研修制度を検証する本企画・中編では,すべての研修医に「必修」とされた「内科ローテーション」について,研修医,指導医両方の立場からご議論いただいた.
(前号よりつづく)
研修医はどのように内科ローテーションをしたか?
前野 新しい医師臨床研修制度では,すべての研修医が内科ローテーションを行いますが,指導医にとっては,特に内科志望者以外に,何をどこまで教えるかということは大きな悩みです.
そこでまず,内科のローテーションではどういうことを学んだか,またはどういうつもりで回ったかを,研修を終了されたばかりのお2人にお聞きしたいと思います.
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