今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか
治癒が期待できない血液腫瘍
骨髄異形成症候群 RAEB型
緒方 清行
1
1日本医科大学血液内科
pp.1164-1166
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101289
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ポイント
骨髄異形成症候群(MDS)は高齢者に多く,血球減少・造血細胞の形態異常(異形成)・無効造血を主徴とする造血幹細胞由来の腫瘍である.
RAEBはMDSの一病型であり,進行性の血球減少に加え,約3割が白血病化する.
同種幹細胞移植は唯一治癒が期待できる治療だが,副作用が大きく適用できる症例は限られている.
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