今月の主題 血液腫瘍はどこまで治し得るのか
治癒可能な血液腫瘍
Ph陰性急性リンパ性白血病
矢ケ崎 史治
1
1埼玉医科大学血液内科
pp.1125-1129
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101280
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ポイント
思春期ALL(急性リンパ性白血病),Ph-ALL,Burkitt typeに対し個別の治療が行われる.
思春期ALLに対しては小児プロトコールの優位性が示唆されている.
Burkitt lymphoma/leukemiaに対してはメトトレキサート大量とシクロホスファミド分割投与による短期強力療法が有効である.リツキサンの併用が予後を改善する可能性がある.
予後不良ALLでは第一寛解期で移植治療が行われる.
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