今月の主題 腹部疾患をエコーで診る
臓器・疾患別アプローチ―ワンポイントレクチャー
〈肝(びまん性)〉
肝硬変
仁平 武
1
1水戸済生会総合病院内科
pp.203
発行日 2004年2月10日
Published Date 2004/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100918
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1. 肝硬変の特徴的超音波所見
特徴的超音波所見として肝臓の所見と肝外所見(門脈圧亢進症と低アルブミン血症による所見)があり,そのポイントを述べる.
1) 肝臓の所見
(1) 肝外観の所見:肝表面の凹凸不整,肝縁の鈍化(先端鈍化から全体鈍化へ進行)(図1a,b),肝全体の形態変化(代償性肝硬変では左葉腫大・右葉萎縮,尾状葉腫大,非代償性では肝両葉萎縮)が挙げられる.
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