今月の主題 血栓症の予防と治療
血栓症を治療する―エビデンスを活かしたアプローチ
【疾患別にみた血栓症の治療と予防】
慢性DIC
廣澤 信作
1,2
1広沢内科クリニック
2東京医科歯科大学血液内科・保健衛生学科
pp.1003-1005
発行日 2004年6月10日
Published Date 2004/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100846
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ポイント
慢性DICは組織因子が発現して,凝固系が活性化される.
大動脈瘤,心室瘤,巨大血管腫,固形癌などの基礎疾患で発症する.
FDPやDダイマーは増加するが,フィブリノゲンや血小板は正常ないし軽度減少する.
出血症状がみられることもあるが,臓器障害はみられない.
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