今月の主題 血栓症の予防と治療
血栓症を治療する―エビデンスを活かしたアプローチ
【疾患別にみた血栓症の治療と予防】
大動脈瘤/閉塞性動脈硬化症・静脈瘤
西部 俊哉
1
,
安藤 太三
1
1藤田保健衛生大学医学部胸部外科
pp.984-987
発行日 2004年6月10日
Published Date 2004/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100841
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ポイント
腹部大動脈瘤,下肢閉塞性動脈硬化症,下肢静脈瘤は日常診療で最も頻繁にみられる血管疾患である.
腹部大動脈瘤は大きくなるほど破裂しやすくなり,予防的手術が必要である.
下肢閉塞性動脈硬化症の治療は,下肢症状の改善だけでなく生命予後の改善も目標とする.
下肢静脈瘤は自覚症状が強い症例,皮膚症状のある症例,血栓性静脈炎を起こした症例,美容的な要望が強い症例などを手術適応とする.
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