今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ
腎不全患者の治療を考える
腎性貧血の治療
竹田 陽子
1
,
阿部 貴弥
1
,
深川 雅史
1
1神戸大学医学部附属病院代謝機能疾患治療部・腎臓内科
pp.496-498
発行日 2006年3月10日
Published Date 2006/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100564
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ポイント
・血清クレアチニン値2mg/dl以上〔クレアチニンクリアランス(Ccr)20~35ml/分以下,糖尿病性腎症の場合Ccr 45ml/分以下〕の腎不全患者の貧血は腎性貧血も念頭に入れる.
・遺伝子組み換えヒトエリスロポエチン製剤(rHuEPO)は,貧血の改善効果のみならず残腎機能の保持作用などの数多くの有益な効果がある.
・効果的なrHuEPOの使用には,鉄の状態などの評価が必要である.
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