今月の主題 糖尿病の臨床―基礎知識を実践に生かす
糖尿病の諸病態への対応
劇症1型糖尿病・緩徐進行1型糖尿病をどう診断・治療するか
今川 彰久
1
,
花房 俊昭
1
1大阪医科大学第一内科
pp.72-74
発行日 2006年1月10日
Published Date 2006/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100468
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ポイント
・診断が1日遅れると生命予後に影響することがある「劇症1型糖尿病」が存在する.
・劇症1型糖尿病では発症時より内因性インスリン分泌が枯渇している.
・GAD抗体が陰性でも1型糖尿病であることを否定できない.
・2型糖尿病のなかにGAD抗体陽性例が存在し,インスリン分泌能が低下しやすい.
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