今月の主題 糖尿病の臨床―基礎知識を実践に生かす
血糖降下療法
【血糖降下の具体策】
インスリン抵抗性指標・インスリン分泌指標をどう用いるか
長坂 昌一郎
1
1自治医科大学内分泌代謝科
pp.62-64
発行日 2006年1月10日
Published Date 2006/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100465
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ポイント
・HOMA-R≧2.5の場合,ほぼ確実にインスリン抵抗性があるが,HOMA-R低値でも直ちにインスリン抵抗性なしとはいえない.内臓肥満,脂質代謝異常などの臨床指標も参考にインスリン抵抗性を診断する.
・HOMA-R高値は,チアゾリジン薬の有効性予測の一つの指標になる.
・血中・尿中Cペプチドの測定,HOMA-βはインスリン必要性の一つの指標になる.
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