けんさ質問箱Q&A
内因性インスリン分泌能の指標としてのCPRとは
原納 優
1
1甲子園大学栄養学部
pp.670-671
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543100686
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Q内因性インスリン分泌能の指標としての CPRとは
本誌vol.30,no.4の「糖尿病」(病気のはなし-原納論文)で「CPRは内因性インスリン分泌能の指標」とあります.このCPRについて意義,測定法などを教えてください.(長野市 K. A.生)
A原納 優 はらのう ゆたか*2
CPR(C-peptide immunoreactivity,免疫活性Cペプタイド)はインスリンが分泌される過程で,まず合成されるプロインスリンから,C-ペプタイド(connecting peptide)が外れ,インスリンが生成される.血糖が上昇し,インスリンが分泌されるが,その際インスリンとC-ペプタイドとが1:1の比率で分泌される.
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