今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方
その他の疾患治療のポイント
急性肺血栓塞栓症―Q“抗凝固剤,血栓溶解剤の使用法の実際は?”
金澤 實
1
1埼玉医科大学呼吸器病センター呼吸器内科
pp.1784-1786
発行日 2005年10月10日
Published Date 2005/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100318
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ポイント
急性肺塞栓症(APE)を疑った時点からヘパリンによる抗凝固療法を開始する.
ヘパリン開始から3日以内にワルファリン治療に切り替える.
広汎型APE,亜広汎型APEにt-PA製剤を用いた血栓溶解療法が推奨される.
抗凝固療法・血栓溶解療法ともに禁忌に配慮し,かつ投与中は出血に十分注意する.
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