今月の主題 再灌流療法時代の急性心筋梗塞診療
発生の機序と病態
血栓溶解剤と出血性梗塞
藤原 久義
1
1京都大学医学部・第3内科
pp.22-23
発行日 1990年1月10日
Published Date 1990/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900006
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これまでヒトの心筋梗塞は貧血性梗塞で,出血性梗塞は稀とされてきた.ところが急性心筋梗塞に対しウロキナーゼ(UK)などを用いた血栓溶解療法がなされるようになり,図1,2に示すような出血性梗塞がみられるようになった.血栓溶解療法のなされた剖検例と,なされなかった剖検例に分けて,出血性梗塞の頻度を示したものが図3である.
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