病理との付き合い方 病理医からのメッセージ(1)
医療のなかの病理学
下 正宗
1
1東葛病院臨床病理科・検査科
pp.714-718
発行日 2005年4月10日
Published Date 2005/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100122
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診断学の要としての病理学
日本人の死因統計が厚生労働省から毎年発表されるが,その第一位は悪性新生物,すなわち「がん」である.がんの診療がどのように組み立てられているかを考えてみよう.
がん発見の契機は,症状を自覚しての受診と健康診断がある.自覚症状のある場合には進行がんの場合が少なくない.一方,健康診断は早期がんの発見,それに続く治療が目的である.
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