演習・小児外来
〔Case18〕間歇的な心窩部痛と嘔吐が認められた7歳男子
小鍛治 雅之
1
1東京都立府中病院小児科
pp.719-722
発行日 2005年4月10日
Published Date 2005/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100123
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症 例:7歳7カ月,男子.
主 訴:腹痛・嘔吐.
現病歴:8月23日昼食に唐揚げ・ハンバーグを食べた.夕食前より腹痛が出現,夕食は少し食べられたが,その後嘔吐が出現し頻回のため,夜,当院救急外来を受診した.また,下痢はなかった.
現 症:体温36.7℃.直立姿勢で歩行し入室.顔色やや蒼白.心肺の異常なし.発疹なし.診察中も胃液様の嘔吐あり.腹部:軟・平坦・腸雑音亢進・腫瘤触知せず・心窩部に圧痛および自発痛.
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