調査報告
健康意識調査からみた親と子の生活習慣の関係について
玉貫 良二
1
,
坂井 温子
2,3
1三重県紀南県民局保健福祉部
2三重県津地方県民局保健福祉部保健衛生チーム
3元尾鷲保健所
pp.782-786
発行日 2002年10月15日
Published Date 2002/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902841
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疾病の要因ともなる生活習慣は,小児期にその基本が身につけられると言われており,家庭教育や学校保健教育などを通じて,小児期からの生涯を通じた健康教育の推進が期待されている(公衆衛生審議会意見具申「生活習慣に着目した疾病対策の基本的方向性について」:平成8年12月18日).
今回,われわれは小中学生とその親を対象として健康意識調査を実施した.家庭における子供の生活習慣に及ぼす影響を調べたところ,例えば親が子供の十分な睡眠や規則正しい生活に気をつけていても,子供の就寝時刻が早くなることはなく,また食事の内容に気をつけていても,間食・夜食の頻度が減ることはなかった.
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