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今月の事例 高知県中央東保健所
学校保健と地域保健との連携
石川 善紀
1
,
斉藤 麗子
2
1高知県中央東保健所
2東京都村山大和保健所
pp.530-531
発行日 2001年7月15日
Published Date 2001/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902548
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「学校保健連携強化推進事業」を始めました
健康的な生活習慣の確立には,学童期からの健康づくりも重要な取り組みの一つであると思われます.当保健所では平成11年度末に管内の小中学校74校に対して保健所からの支援の要望調査を行いました.その結果,約半数の学校から要望を認めたため,平成12年度には「学校保健連携強化推進事業」を開始しました.この事業では,①従来,各課ごとに取り組んできた学校対象の啓発事業の内容を集めてメニュー化(10項目)して学校にPRする,②支援方法を「保健所スタッフによる出前教室の開催」,「教材の貸し出し」,「技術伝達講習会」,「講師や人材の紹介」の4方法に定める,③申請手続きを統一して申請窓口を企画調整課とする,などの整備を行いました.事業の流れは図1のとおりです.
学校を支援する保健所のスタッフは,医師,獣医師,薬剤師,歯科衛生士,臨床検査技師,栄養士,保健婦,精神保健福祉相談員,環境衛生監視員,事務職と様々な職種です.所内の各課を超えたチームや,市町村や他の関係機関とのチームなど様々なチーム体制で学校へ出向いています.
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