特集 現代の保健婦—その課題と展望
大学学士課程において現場重視の保健婦教育をどう実践するか
金川 克子
1
1石川県立看護大学地域看護学
pp.795-797
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902398
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わが国の保健婦(士)の養成は,保健婦助産婦看護婦養成所指定規則に基づいた6カ月以上(1年間が普通になっている)の保健婦養成所,短期大学専攻科,大学などで行われており,平成11年4月現在の施設数と入学生数は表1のとおりである.各々の施設の詳細な歴史的経緯は別に譲るとするが,施設数,入学生数においては,従来主流を占めていた都道府県立の保健婦養成所から,最近は大学の占める割合が高くなるなど,保健婦(士)教育機関に変化が起きている.
筆者は非常勤であるが,昭和49年から10年間くらい県立の保健婦養成所での経験を有し,また平成4年から国立大学で,また平成12年4月からは県立の看護系大学で教鞭をとっている立場から,保健婦教育について現状分析と今後どう実践するかについて筆者の考え方を述べたい.
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