連載 精神保健福祉計画の企画と実施—意欲を事業に反映するために
都道府県・指定都市の評価方法—検討と提案
竹島 正
1
1国立精神・神経センター精神保健研究所
pp.530-533
発行日 1998年7月15日
Published Date 1998/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901926
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今後,地域の精神保健福祉活動が,地域性を発揮しながら,柔軟かつ着実に伸びていくためにも,都道府県・指定都市の精神保健福祉行政の「熟度」が高まることが望まれる.今回は,都道府県・指定都市の精神保健福祉行政の「熟度」を測る「ものさし(評価指標)」について検討した.
もちろん,「メートル原器」のようなものはあるはずもなく,複数の指標による把握を試みる.このような評価指標が,行政現場の実情を反映するようになるには,試行錯誤と漸近法を重ねるしかないのであるが,とにかく,個々の都道府県・指定都市自体が,精神保健福祉行政の「熟度」において,全国のどの位置にあるかを知ることは重要である.
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