連載 精神保健福祉計画の企画と実施—意欲を事業に反映するために
ソフトな精神科救急の確立を目指して
藤田 健三
1
1岡山県精神保健福祉センター
pp.383-387
発行日 1998年5月15日
Published Date 1998/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901893
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昭和53年に東京都が精神科救急制度を設けて以来,行政による精神科救急とは社会の側の危機に対応する入院中心のハードな救急を意味していた.しかし,最近は各地域で休日や夜間の,当事者や家族の危機状況における援助要請,重篤な身体合併症への対応のあり方についての模索など精神障害者の地域生活を支えるための精神科救急活動の実践が報告されるようになってきている.
岡山県では平成6年1月に「精神科休日相談センターおかやま」(以下休日センター)を開設した.
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