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今月の事例 鹿児島県大口保健所
保健所だよりによる保健所の健康情報提供活動
岩松 洋一
1
,
小窪 和博
2
1鹿児島県大口保健所
2岐阜県恵那保健所
pp.244-245
発行日 1998年3月15日
Published Date 1998/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901863
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大口保健所では,管内住民に対してさまざまな健康に関する情報を提供するために,「保健所だより」を年4回発行している.今回は,この「保健所だより」を題材に,保健所の健康情報提供活動について述べることとする.
はじめに,当所の「保健所だより」の歴史についてふれておきたい.それは,昭和63年6月1日に「月刊保健婦」という統計資料を中心とした内容の情報誌が作られたことに始まる.当時は,毎月,管内の市町,医師会,県内各保健所などの関係機関向けに124部発行されていた.その後,平成元年8月に,この「月刊保健婦」が発展的に解消し,「保健所だより」として新たにスタートした.この時から年4回(4月,7月,10月,1月)の発行となった.発行部数および送付先は「月刊保健婦」のときと同じであった.内容も保健所の事業紹介,各種の普及啓発とかわってきたこともあり,平成3年5月に所内の検討会で協議の結果,情報の提供先は管内全戸約13,000部に拡大された.さらに,平成8年1月には,地域住民により親しんでもらうために,それまでのB4版横長・横書きからB4版縦長・縦書きにスタイルを一新し,平成9年11月現在33号を発行するにいたっている.
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