特集 病原性大腸菌O157の脅威
〔座談会〕堺市における病原性大腸菌O157の発生とその対応
小澤 治子
1
,
神木 照雄
2
,
高鳥毛 敏雄
3
,
中谷 美子
4
,
多田羅 浩三
3
1堺市泉北保健所
2堺市衛生研究所
3大阪大学公衆衛生教室
4堺市教育委員会学校保健課
pp.77-84
発行日 1997年2月15日
Published Date 1997/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901636
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多田羅(司会)今春の地域保健法の本格実施前に,保健所のあり方や市町村の保健センターを核とした地域保健体制の見直しが進められております.他方,政府の地方分権推進委員会では保健所長の医師問題についてかなり厳しい検討が進められております.
そういう中で昨夏(1996年)には,病原性大腸菌O157が岡山県の邑久町や大阪の堺市など全国的な流行を見せました.そこで本日は,堺市のO157の流行の対策に関与され,推進された方々にお集まりいただき,堺市での経験から何を学び,何を今後の教訓とするかを検討したいと思います.
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