特集 地域保健元年
市町村は将来どこまでサービスを提供するのか
浜田 加代子
1
1高知県大月町保健福祉課
pp.17-21
発行日 1997年1月15日
Published Date 1997/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901622
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市町村への身近な業務の移譲と,保健所の広域的,専門技術的な機能強化を柱とした地域保健法が施行され,高知県でもこれを契機に地域保健サービスの供給体制を抜本的に見直しすることが大きな課題となっております.大月町は10数年前から,保健・医療・福祉の包括体制の中で「生涯を通じての健康づくりを推進する」,「地区組織活動が住民自らの健康づくりの基礎となるよう育成援助する」,「すべての住民が平等にサービスを受けられる事を基本とする活動をすすめていく」を基本方針として地域保健サービスの供給体制の充実を図ってきました.
高知県が目指すべき地域保健サービスのあり方の中で,市町村,県の役割と新体制の姿も提示されました.この中で示された市町村の役割を真摯に受け止め,十数年前から取り組んできた地域保健サービスを基盤に,将来どこまでサービスを提供できるのかを考察してみたいと思います.
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