特集 市町村保健計画の実際
市町村保健計画と技法
西 三郎
1
1国立公衆衛生院・衛生行政室
pp.636-641
発行日 1978年10月15日
Published Date 1978/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205690
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はじめに
市町村で保健計画を策定するに当たって,使える技法を紹介することが,筆者に求められた.筆者は,国立公衆衛生院で計画の技法に関する講義を担当しているから,編集者の意図はわからなくはないが,現実の計画策定に当たって,一般に期待される,いわゆる技法は,役に立たないことを承知しているつもりである.このこともあって,一般の人の技法への過度の期待に対して,注意を喚起することをねらいとするよう,編集者の了解のもとに本項の主旨を変更し,これに即して報告しよう.
なお,市町村保健計画の市町村計画および国・都道府県の保健計画における位置づけが,「市町村保健計画の経緯と課題」(橋本)と一部重複する恐れもあるが,技法について報告する前提としてこれを略述しよう.
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