特集 マルチメディアの保健活動への活用を考える
保健・医療活動におけるマルチメディア活用と人間関係
山本 勝
1
1名古屋工業大学工学部生産システム工学科
pp.330-335
発行日 1996年5月15日
Published Date 1996/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901476
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保健・医療および福祉に対する住民・患者ニーズの多様化・高度化が,今後ますます進んでいくなかで,住民・患者の期待する質の高いバラエティ豊かなサービスを効果的かつ効率的に提供していくためには,図1に示すように保健・医療関係者らにおける発想の転換と意識改革および円滑な人間関係に基づいた各種サービスのトータル・ネットワーク化,ならびにマルチメディアを中核とした支援情報ネットワーク・システムの導入が不可欠な条件となってきた.
そこで,本稿においては,とくにシステムズ・アプローチおよびテクノロジー・アセスメント思想に基づいて,より効果的で効率的な保健医療および福祉サービス提供におけるマルチメディア活用の目的・役割,功罪および懸念される弊害に対する方策などについて紹介する.
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