特集 病院におけるマルチメディア
〔鼎談〕病院におけるマルチメディア
高田 彰
1
,
巻渕 隆夫
2
,
開原 成允
3,4
1筑波大学附属病院医療情報部
2国立療養所犀潟病院研究検査科
3国立大蔵病院
4東京大学医学部
pp.210-216
発行日 1997年3月1日
Published Date 1997/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902046
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マルチメディアの発展
開原 まず,マルチメディアとは何を意味するのか,ということですが,その定義は意外に難しく,人によって考えているイメージが少しずつ食い違っているようです.ですから,ことばの定義を議論してもあまり意味がないと思いますので,差し当たり「映像と音とコンピュータが一体になった技術」と申し上げておき,実例のなかで,マルチメディアは何かということを考えていただくことにします.
筑波大学の高田先生は,大学病院におられますので.教育病院でのご経験を中心にお話しいただきたいと思います.また,国立療養所犀潟病院の巻渕先生は,国立病院,それも都会から離れた病院でマルチメディア技術をうまく使っておられます.マルチメディア技術は大学病院などのように大病院のものだと思われがちですが,やる気さえあればどんな病院でもおもしろい使い方ができることなどを,お話しいただけるかと思います.
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