調査報告
1歳6カ月児の保健行動が3歳児のう蝕発生に及ぼす影響
小出 たま子
1
,
宮尾 克
2
,
山中 克己
3
1名古屋市名東保健所
2名古屋大学医学部公衆衛生学教室
3名古屋市衛生研究所
pp.302-305
発行日 1996年4月15日
Published Date 1996/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901469
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名古屋市の1歳6カ月児健康診査,3歳児健康診査におけるう蝕有病者率は,1歳6カ月児約4%,3歳児約40%であり,この1年6カ月の間でほぼ10倍に増える.この差を縮めるには,1歳6カ月の時点で3歳のう蝕発生を効率良く予測し,母親へ的確な指導を行わなければならない.
われわれは,3歳のう蝕発生防止のために1歳6カ月児の保健行動が3歳児のう蝕発生に及ぼす影響について若干の知見を得たので報告する.
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