原著
3歳児検診成績—特に市街地居住者のう蝕罹の患状態
桜井 勝男
1
1静岡県島田保健所
pp.447-450
発行日 1963年8月15日
Published Date 1963/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202702
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I.序
3歳児は学童と乳児の中間にある。学童は教育関係者により,乳児は保健衛生担当者によって,健康管理が行なわれているが,精神的肉体的発育にとって重要な時期にある3歳児については,その管理が十分行なわれていない実情にあった。昭和36年児童福祉法の一部が改正され国都道府県の責任において,3歳児の健康診査および健康管理を実施することになった。すでに島田保健所管内島田市旧市内検診成績について,その概要を報告した1)2)。
扨て3歳児の検診と共に口腔衛生対策が保健所業務としてその比重を増し,解決を要する問題が擡頭しつつあり,今回昭和36年度の検診成績を検討し,その対策の一端を報告する。
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