保健行政スコープ
日米医学協力30年
丸山 浩
1
1厚生省保健医療局企画課
pp.73-76
発行日 1996年1月15日
Published Date 1996/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901418
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日米医学協力のこれまでの展開
「日米医学協力計画」という言葉を聞いて,ピンとこない読者の方も多いかもしれない.これは,昭和40年(1965年)1月,当時の佐藤首相とジョンソン大統額の会談を契機として,アジア地域にまん延している疾病に関し,日米共同で研究を行うことを目的として開始されたものである.
日本側の組織としては,対象疾患の選択,研究計画の立案,計画推進方策などを検討する日米医学協力委員会(外務省所管)と,研究活動の実施機関である専門部会(厚生,文部省所管)からなる(表1).米国側にも同様の組織があり,米国側の窓口は国務省とNIHが行っている.
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