報告
高齢者・障害者のための住宅改善調査—保健医療・福祉・建築関係者の意識と問題点について
三徳 和子
1,2
1大野保健所
2前関保健所
pp.874-877
発行日 1995年12月15日
Published Date 1995/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901399
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はじめに
現在高齢者・障害者が在宅で生活の質を確保しながら暮らしていくための保健・医療・福祉の施策は急速に進んでおり,その中でもマンパワーの確保は最重要課題として取り組まれているところである.しかしマンパワーの整備には限度がある.在宅療養者の生活の質を確保するためにはマンパワーの確保をするとともに,あわせて生活環境—住宅の改善・福祉機器の利用がなされれば本人は可能な範囲で自力で動くことができ,介護者の負担の軽減となる.しかし住宅改善に関する関係者の認識は必ずしも十分ではない.そこで住宅改善に関する関係者の意識を把握するとともに今後住宅改善を推進していくための方法について検討しその示唆を得たので報告する.
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