特集 阪神・淡路大震災時における保健医療活動
大震災時における保健活動—兵庫県西宮保健所の実際
北岡 修
1
1兵庫県西宮保健所
pp.464-466
発行日 1995年7月15日
Published Date 1995/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901299
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対策本部そのものが被災
瞬時の大自然の強烈な咆哮であった.恐怖を通りこして,心の奥底に深く鉄槌で打ち抜かれたように衝撃が走った.
それにしても,県の対策本部として機能するはずであった中枢そのものが激震の被災で,その機能が不全状態に陥ってしまった.情報伝達,連絡もお互いにままならず,被災地各現場で独自に判断して行動決定するしかなかった.
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