特集 阪神・淡路大震災時における保健医療活動
大震災時における保健活動—神戸市東灘保健所・歯科衛生士の立場から
橋本 壽美
1
1神戸市東灘保健所歯科
pp.455-456
発行日 1995年7月15日
Published Date 1995/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901296
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震災当初の保健活動は,生死にかかわる救急医療の全面的支援が中心で歯科保健活動を行う以前の状況であり,私たち歯科衛生士も専門職としての仕事より保健所職員として,とにかく今自分にできることなら何でもやらなければならないという毎日であった.
しかし,日がたつにしたがい避難所の住民の方から歯科に関する問い合わせ・問題が保健所に入りはじめた.そこで,医療情報の収集・提供,避難所における巡回歯科診療の連絡調整,さらに口腔衛生指導などの歯科保健活動を開始した.
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