特集 公衆衛生活動の国際的な展開
ザンビアにおけるウイルス性肝炎対策
鈴木 宏
1
,
押谷 仁
1
,
沼崎 義夫
1
,
水田 克巳
2
,
F. Kasolo
2
1国立仙台病院臨床研究部
2ザンビア大学医学部教育病院(UTH)
pp.544-546
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901087
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◆はじめに
JICA(国際協力事業団)によるザンビア感染症対策プロジェクト(国内委員長,石田名香雄,元東北大学長)の一部としてA,B,C型肝炎ウイルスの疫学調査と対策計画に参加した.これらは今までの国立仙台病院ウイルスセンター(沼崎義夫)の海外医療協力の経験と筆者がWHOの西太平洋事務局(本部,マニラ)で感染症対策課長として勤務した経験を生かしたものである.
ちなみに,ザンビアは南部アフリカ内陸に位置し,タンザニア,マラウイ,モザンビーク,ジンバブエ,ナミビア,アンゴラ,ザイールと接し,国土の大部分は高地である.人口は780万人(1989年)であり,首都はルサカである.
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