特集 性感染症(Sexually Transmitted Diseases)
性感染症と人権
森田 明
1,2
Akira MORITA
1,2
1横浜弁護士会
2患者の権利法をつくる会
pp.622-626
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900645
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〔エイズ予防法の波紋〕
性感染症対策と人権の問題が大きく取り上げられるようになったのは,いわゆるエイズ予防法(後天性免疫不全症候群の予防に関する法律)の成立をめぐる論議においてであった.
東京弁護士会などいくつかの法律家団体が,人権侵害のおそれからこの法案に批判的な意見を述べた.筆者自身は(社)自由人権協会(自由人権協会は弁護士・学者・市民らで構成される人権擁護団体)「エイズと人権小委員会」のメンバーとして,法案に対する同委員会の論議に加わった.
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