特集 性感染症(Sexually Transmitted Diseases)
性感染症の疫学
岡崎 武二郎
1,2
Takejiro OKAZAKI
1,2
1都立台東病院泌尿器科
2東京慈恵会医科大学泌尿器科
pp.614-618
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900643
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〔はじめに〕
性病予防法により届出が必要である性病は梅毒,淋病,軟性下疳,そけいリンパ肉芽腫の4つである.最近は性病の概念が拡大し,性行為によって発症するすべての疾患を性行為感染症(sexuallytransmitted diseases;STD)と呼称するようになり,上記4つの性病の他にクラミジア感染症,性器ヘルペス,尖形コンジローマなど,STDの種類は20種以上にもなる.STDは,時代の変遷,世の中の変化とともに推移していく.今回,STDの動向を疫学的に検討・考察した.
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