連載 感染症実地疫学・24【最終回】
地域における感染症実地疫学
鈴木 智之
1
,
森田 幸雄
1
,
加藤 政彦
1,2
,
小澤 邦寿
2
1群馬県衛生環境研究所群馬県感染制御センター
2群馬県衛生環境研究所
pp.1010-1013
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101213
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群馬県では,感染症の集団発生に対する実地疫学調査を専門的に実施するために,群馬県感染制御センター(以下,GCDC)が設置されている.追加的な業務として疫学調査も行う組織は群馬県以外にも存在するが,疫学調査を行うための組織が地方自治体に設置されている例は,われわれの知る限り,国内には群馬県のみであると思われる.
筆頭筆者の鈴木智之は,平成19年3月まで国立感染症研究所感染症情報センター実地疫学専門家養成コース(FETP)で実地疫学を学び,同4月より実地疫学専門研究員として群馬県に所属している.本稿ではFETP修了生かつ所属員という視点から,GCDCと実地疫学をテーマとして論じる.
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