アニュアルレポート・1997
公衆衛生学の動向—第55回日本公衆衛生学会を中心に
多田羅 浩三
1
1大阪大学医学部公衆衛生学
pp.187-190
発行日 1997年3月15日
Published Date 1997/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901657
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21世紀に向けて,保健,医療,福祉の各制度に関して,わが国は今や,大きな改革期にあることは,周知のとおりである.地域保健法の本格実施を4月に控え,また地方分権推進委員会による保健所や保健所長のあり方に関する検討がすすむなか,また厚生省から介護保険法案が国会に上程されるというような状況のなかで,わが国の地域保健はまさに,今世紀の歩みを総括する改革期にあるといっても過言ではない.
第55回日本公衆衛生学会総会は,平成8年10月30日から11月1日まで,大阪において,全国から医師,保健婦ら約5,000入の参加を得て,盛会裡に開催された.
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