調査報告
新住宅地区の医療保健の実態—鹿児島県姶良ニュータウンの場合
柳橋 次雄
1
,
泊 惇
1
,
尾上 佳代子
2
,
渋谷 真由美
2
Tsuguo YANAGIHASHI
1
,
Jun TOMARI
1
,
Kayoko ONOE
2
,
Mayumi SHIBUYA
2
1鹿児島大学医学部公衆衛生学教室
2鹿児島大学医療技術短期大学部地域看護学科
pp.740-744
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900450
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●はじめに
近年,都市周辺では地域開発計画の一環としてニュータウン計画が策定実施されており,鹿児島県でも一部の地域で同様の現象が起きている.通常,ニュータウンは人口増加に基づく住宅不足の解消を目的としているので,保健医療施設の整備は不可欠条件の一つであるが,入居者が少ない間は一時的に無医地区の状態に置かれることがある.
本調査は,医療機関が未設置で,現在なお整備途上にある鹿児島県姶良ニュータウンの住民に対し,健康意識,罹病ならびに医療行動の現状に関して質問紙法による調査を行い,ニュータウン計画の医療需要について考察を加えたものである.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.