進展する地域医師会の公衆衛生活動 胃集団検診に取り組む津山市医師会・1
3本の柱を中心に医師会事業を展開
河原 大輔
1
,
大桑 修
1
,
額田 克海
1
,
綾部 長徳
1
Daisuke KAWAHARA
1
,
Osamu OHKUWA
1
,
Katsumi NUKADA
1
,
Naganori AYABE
1
1津山市医師会
pp.46-47
発行日 1991年1月15日
Published Date 1991/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900260
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地域的背景と医師会活動の柱
岡山市からJR線で中国山地を北上すること約1時間30分,岡山県の北部,中国山系の緑に囲まれた盆地の街,津山市に到着する.津山市は岡山県北の中心都市で,市の北部を中国縦貫道が走り,津山市内を起点に関西,山陰,九州方面への交通の要所となっている.街の中心部には吉井川が流れ,古くから歴史と文化に育まれ,そのたたずまいを今に残し,西の小京都と呼ばれてきた城下町である.人口は約8万9千人で,周辺地域も合わせると約14万5千人である.
また江戸時代末期には蘭学の祖と言われる宇田川玄随(日本で初めて西洋内科学書を翻訳した津山藩医)や洋学者の箕作阮甫その他多くの先賢を輩出した文化と学問の香り高い町であった,現在は歴史的なたたずまいを残しながらも近代的なビルも立ち,地域の政治・経済および文化の中核都市として発展躍進している.
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