発言あり
がん告知—医療・生き方の選択と生きがい,他
阪上 裕子
1
1国立公衆衛生院公衆衛生行政学部
pp.217-219
発行日 1990年4月15日
Published Date 1990/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900064
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肺がんで死亡した父,喉頭がんで声を失った祖父の最期の日々が思い出される.昨年には,若い友人が,手術を乗り越えて,目下闘病中である.「がん告知」のテーマをめぐり近親者としての,友人としての複雑な思いがあふれ,表現できない.
しかし,難病在宅ケアのしごとの中でも,生命の限界をかなりはっきりした形で突きつけられた患者やその家族とかかわる機会が多くなってきている.上に記した家族・友人としての体験を重ね合わせながら,試行錯誤の実践をしている現状である.
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