特集 結核低まん延から結核ゼロへの課題と展望—外国生まれ結核患者への対応
日本における外国生まれ結核患者の早期発見とケアに関する課題と展望—ベトナム移民のための健康・結核支援ネットワークの経験から
Pham Nguyen Quy
1,2
,
Do Dang An
2
,
李 祥任
2,3
Pham Nguyen Quy
1,2
,
Do Dang An
2
1京都民医連中央病院腫瘍内科
2TB Action Network
3(公財)結核予防会結核研究所臨床疫学部
2TB Action Network
キーワード:
ベトナム
,
外国出生
,
外国人・移民
,
結核
,
医療通訳
Keyword:
ベトナム
,
外国出生
,
外国人・移民
,
結核
,
医療通訳
pp.68-77
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210219
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ポイント
◆移民の有症状時の医療アクセスを促進するために、移民のヘルスリテラシーの向上、母国語による相談体制、保健医療機関における言語支援や、社会的支援が必要である。
◆日本語能力が限られる患者の場合、本人の理解できる言語で病状や治療方針を説明し、診療に関する意思決定ができるように支援することが重要である。
◆公的な医療通訳提供体制を全国レベルで整備することが急務である。対面・遠隔・機械翻訳などの手段があり、場面に応じた活用が望ましい。
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