特集 結核低まん延から結核ゼロへの課題と展望—外国生まれ結核患者への対応
国内における外国生まれ結核患者の早期発見とケアに関する課題と展望—保健所の立場から
井村 元気
1
1大阪市保健所
キーワード:
外国生まれ結核患者
,
日本語学校健診
,
医療通訳
,
帰国者の治療継続支援
,
多職種・多機関連携
Keyword:
外国生まれ結核患者
,
日本語学校健診
,
医療通訳
,
帰国者の治療継続支援
,
多職種・多機関連携
pp.33-40
発行日 2024年1月15日
Published Date 2024/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210215
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ポイント
◆外国人結核対策として大阪市では「日本語教育機関への胸部X線健診」「医療通訳派遣」「帰国者の治療継続支援」などを行い、早期発見から治療完遂まで切れ目のない支援を目指してきた。
◆入国前結核健診への期待は大きいが、あくまで外国人結核対策の一部であり、国内における早期発見の取り組みは継続・強化が必要である。
◆特に所属のない外国人への啓発・支援が今後の課題であり、多職種・多機関で連携したネットワークを構築し対応する必要がある。
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