特集 これからの結核対策—ポストCOVID-19における結核低まん延下の結核対策を考える
最近の世界の結核と日本の結核疫学—End TB Strategyと日本の結核低まん延化
内村 和広
1
1公益財団法人結核予防会結核研究所臨床・疫学部
キーワード:
End TB Strategy
,
結核低まん延
,
外国出生結核患者
,
高齢者結核
,
ローカルデータ
Keyword:
End TB Strategy
,
結核低まん延
,
外国出生結核患者
,
高齢者結核
,
ローカルデータ
pp.382-393
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210040
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ポイント
◆新型コロナウイルス感染症の流行により世界的な結核の状況は悪化しており、End TB Strategyの目標達成の遅れが懸念される。
◆日本は結核低まん延の水準となったが、欧米などの結核低まん延国とは外国出生患者や高齢者患者などで疫学像を異としている。
◆結核低まん延から結核制圧のためには、ローカルデータの有効活用による地域の疫学状況に合わせた対策が必要となる。
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