特集 シリーズ 公衆衛生と感染症—感染症の患者に対する医療体制の課題と展望
結核患者に対する医療体制の現状と展望
加藤 誠也
1
1公益財団法人結核予防会結核研究所
キーワード:
結核
,
低まん延
,
COVID-19
,
医療体制
Keyword:
結核
,
低まん延
,
COVID-19
,
医療体制
pp.42-48
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209972
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
◆結核患者数は減少傾向が持続しており、到来する結核低まん延状況において、結核患者に対する病床および医療の質の確保が重要である。
◆高齢者や合併症を持つケースが多くなっており、医療へのアクセスを考慮しつつ、総合的診療機能を有する医療機関での結核医療を受けられるなど、患者中心の医療体制を構築することが望ましい。
◆COVID-19の経験を踏まえて地域における感染症に対する医療提供体制を検討する中で、結核に対する医療提供も再検討する必要がある。
Copyright © 2023, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.