特集 スマートシティ—健康長寿・環境共生のまちづくり
Editorial—今月号の特集について
阿彦 忠之
1
1山形県
pp.307
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209820
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健康長寿や環境共生などを重視した「まちづくり」を推進するに当たって、スマートシティ構想の方法論を導入する自治体が増えています。スマートシティは、AI(artificial intelligence)やIoT(internet of things)などの先端技術と各種データを活用して、都市や地方が抱えるさまざまな課題(人口減、高齢化、健康、医療、環境、産業、雇用、防災、教育、財政など)の解決を目指す新時代のまちづくり構想と呼ばれています。
スマートシティは、SDGs(持続可能な開発目標)やSociety 5.0との関連で取り上げられることも多くなりました。Society 5.0は、SDGsで提唱されている「誰一人取り残さない」社会の実現を目指して、最新の科学技術を活用し、人々の健康な暮らしを守り地域課題の解決を図るものであり、「スマートシティは、Society 5.0の先行的な社会実装の場」でもあるとして注目されています。
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