特集 スマホ・ネット・ゲーム依存対策—子ども・若者を守る!
依存症相談拠点でのギャンブル等依存症やゲーム障害への相談・回復支援—東京都立中部総合精神保健福祉センターでの取り組み
菅原 誠
1,2,3
1東京都立中部総合精神保健福祉センター
2東京都医学総合研究所
3高知大学
キーワード:
依存症相談拠点
,
依存症本人プログラム
,
二次障害としてのゲーム障害
Keyword:
依存症相談拠点
,
依存症本人プログラム
,
二次障害としてのゲーム障害
pp.590-596
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209466
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【ポイント】
◆ギャンブルやゲームなどへの行動嗜癖の形成は,薬物依存同様の快楽報酬系のメカニズムによるものと考えられ,薬物再乱用防止目的等で用いられている集団心理療法による治療効果が期待される.
◆嗜癖の問題の背景には発達障害や精神病性の障害などがあることが少なくないことから,精神科医の助言を受けて対応を検討することが望ましい.
◆さまざまな窓口への嗜癖や依存に関する相談が,依存症相談拠点への相談,あるいは専門病院への受診につながり,治療に結びつく仕組み作りが重要である.
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